会長挨拶

tokitoh ケイ素化学協会創立20周年を迎えて

 この度、飛田博実前会長(東北大院理)の後を受けて、平成28年度より2年間の任期でケイ素化学協会会長を仰せつかりました。歴代会長をはじめ協会会員諸氏のご努力により築き上げてこられたケイ素化学協会を、さらに存在意義の感じられる素晴らしい組織として発展させるとともに、ケイ素化学協会の特性を反映したユニークな事業活動が展開できるように、微力ながら貢献したいと考えております。

 ご存知の通り、我が国の幅広いケイ素化学関連の研究者の賛同を得て、1996年6月に、ケイ素化学の更なる発展のために、日本ケイ素光化学会と有機ケイ素関連材料化学協会が統一され、世界初のケイ素化学協会が発足致しました。爾来、種々の基礎科学的に重要なケイ素化学上の発見や、社会的要請に応える様々な新規ケイ素材料の創出など、ケイ素化学協会関係の研究者による科学・技術の発展への貢献は目を見張るものがあります。我が国の産官学各界のケイ素化学関係者が密に連携・協力することで世界のケイ素化学分野を先導する組織として発展してきたケイ素化学協会も、この度めでたく創立20周年を迎えることになりました。今年の10月には、記念すべき第20回ケイ素化学協会シンポジウムが広島大学の大下浄治先生のお世話で廿日市市にて開催されることになっております。この機会に、これまでのケイ素化学協会の歴史と現状を踏まえて参加者の皆様と未来のケイ素化学について熱く語りあえたらと願っております。

 また、我が国のケイ素化学は国際的にも非常に高く評価されており、国際ケイ素化学シンポジウムに加えて北米、欧州、アジアの各地域のケイ素化学シンポジウム等の関連国際会議で、多くの協会会員諸氏が基調講演、特別講演、招待講演を含め活発に最新の研究成果を発表しておられます。今後も、是非ケイ素化学協会会員による「日本発のケイ素化学上の新発見や新規かつ有用なケイ素材料の開発の成果」が続々と世界に発信されることを期待したいと思います。近いところでは、2017年(8月6~11日)に、第18回国際ケイ素化学シンポジウム(ISOS-18)が第6回アジアケイ素化学シンポジウム(ASiS-6)との合同開催という形で中華人民共和国・済南市で開催される予定(山東大学のShengyu Feng先生が組織委員長)です。さらに、ケイ素化学に関連深い国際会議としては、2018年に第15回無機環状化合物国際シンポジウム(IRIS-15)が京都で(筆者が組織委員長)、2019年には第15回ゲルマニウム、スズ、鉛の配位化学および有機金属化学に関する国際会議(ICCOC-GTL)が埼玉で(埼玉大学の斎藤雅一先生が組織委員長)開催されることが決定しています。前者は初めての日本開催ですし、後者は1995年(仙台)以来20年ぶりの日本開催となります。皆様是非奮って各イベントにご参加下さい。

 さらに、ケイ素化学協会を有効なプラットフォームとして活用することで、ケイ素化学関連の産官学各界の個人会員および賛助会員間の人的ネットワークの構築を行い、視野の広い次世代の研究者・技術者の育成に貢献していきたいと考えております。会員諸氏からの積極的な活動・イベントのご提案を歓迎致しますので、協会の各種事業へのご協力・ご支援を宜しくお願い申し上げます。


ケイ素化学協会 会長
京都大学 時任 宣博

 歴代の会長・副会長はこちらをご覧ください。

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